なぜ防水工事が必要ですか?
防水工事が必須なのは、建設資材や建物構造は年々進化していますが、それでも水分が建物内部に浸入することを完全に防ぐことができないからです。そして、水分が建物内部に浸入すると、木造はもちろん、コンクリートも腐食、劣化して建物全体の強度が弱くなります。木材では白アリが発生しやすくもなります。
また、資材が腐食しない段階でも防水ができていないと、カビが生じ、さまざまな病気の原因となって、人の健康面に悪影響を与えます。カビそのものやカビをエサとするダニが生じやすくなって、ぜん息の原因にもなります。また、最近になってぜん息だけでなく、「夏型過敏性肺炎」や、「パンケーキ症候群」などの新しい病気を起こすことも分かってきています。
そのほかにも、カビや湿気によって家具が痛み、家具に収納している衣服や書籍などを傷めます。そして、水分の浸入が多く、長く続くと木材やコンクリートなどの建物にとって、強度を維持するために腐って、最悪は命に関わる問題を引き起こします。
木材が、水分で腐食することは良く知られていますが、コンクリートもコンクリート表面から水分の浸入や、空気に含まれる水分や炭酸ガスなどが浸入することで、化学反応が起こりコンクリートのアルカリ性が失われると、内部の鉄筋がさびやすくなり、コンクリートであっても劣化が進行し建物の強度が弱くなります。このため、水分の浸入を防ぐための防水工事は必須となります。