カチオン系モルタル

かちおんけいもるたる

カチオンとは電気的にプラスの電荷を持った陽イオンのことです。モルタルは、セメントに砂を混ぜて作られ、カチオン系モルタルとは、プラスの電荷を持ったモルタルという意味になります。

モルタルにプラスの電荷を持たせるメリットは、モルタルを塗る下地のコンクリートがマイナスの電荷を帯びているからです。電気はプラスとプラス、マイナスとマイナスは反発しあう性質がありますが、プラスとマイナスであれば、引っ付きあう性質があり、カチオン系モルタルとコンクリートは、密着性が高まるメリットが生まれます。

接着性だけでなく、塗る厚みも薄くて良い、乾燥も早いので作業性に優れるというメリットもあります。通常のモルタルはマイナスの電荷を持っており、これをコンクリートに塗ると接着力が弱く、ひび割れを起こしやすくなります。

なお、陽イオンのカチオンに対して、マイナスの電荷を持ったイオンは陰イオンで、陰イオンのことはアニオンと呼ばれます。

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