塩化ビニル樹脂系防水

えんかびにるじゅしけいぼうすい

塩化ビニル樹脂系防水とは、塩化ビニル樹脂(PVC:PolyVinyl Chloride)のシート状の材料1枚で構成される防水工法です。塩化ビニル樹脂には、耐薬品性、難燃性、耐久性、耐疲労性、耐クリープ性、耐候性、接着性などの優れた特性があります。また、塩化ビニル樹脂は、最初からカラフルに着色されており、耐久性もあるので、一般的な保護塗装が、原則として不要で維持管理費を少なくできます。

その工法には接着工法と機械的固定工法があり、一般的なのは、接着剤(ニトリルゴム系あるいはエポキシ系)を使用し下地に直接貼り付ける、または断熱材を介して貼り付ける接着工法です。機械式固定工法は、下地に貼ってある断熱材と塩化ビニル樹脂シートを固定金具を用いて機械的に固定する工法です。主に、屋根、バルコニーなどで、非歩行やメンテナンス時に歩行できる程度の場所の防水工事に利用されます。

接着工法の場合、以下のような特徴があります。
(1)軽歩行程度の用途にも使用できます。
(2)接合面の強度が強い。
(3)単層防水のため工期が短く、意匠性に優れます。
(3)特殊な保護仕上げ方法として、砂利敷きや平板ブロック仕上げも可能です。

機械的固定工法の場合、以下のような特徴があります。
(1)既存の防水層を撤去せずにその上から施工できるので、下地処理のコスト削減ができます。
(2)外断熱仕様が可能です。

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